残酷な一言で…
今から30年前の話です。かなり顔には自信がありました。
女性にもてたし、泣かせもしました。
「イッサ」とまではいきませんが、そんな雰囲気があったかもしれません。
それがいきなり「ハゲ」出しました。
それも物凄いスピードで。
風呂場の配水管は毎日詰まり、見るたびに落ち込んでいました。
当時「育毛」の技術は進歩していなかった。
あったのは「効かない」養毛剤のみ。
当時「リーブ21」があったら絶対行っていたでしょう。
まだ「植毛」もない時代、カツラしかなかった。
それでも最後の抵抗で「汚い」頭に養毛剤をかけまくりました。
養毛剤は頭を洗髪した後に使用しないと逆効果とは、その時は知る由もありませんでした。
それから転職を気に「カツラ人生」への道に進みました。
カツラ人生も15年が過ぎようとしていた頃、髪に一大転機が訪れました。
忘年会の二次会で見ず知らずの客が私を指差し「カツラだ」と。
ショックでした。
周りには会社の仲間や好意を寄せていた人もいたのです。
私はこの時、悩んでいた「植毛の手術」をしようと決意いたしました。
しかし、この残酷な一言がこれからの人生を大きく変えてくれるとは、この時想像もしませんでした。